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3.3. 船殻

FRPメス型(支給品)にハンドレイアップする。サンドイッチ構造とし、積層にあたっては、使用樹脂、脱泡に特に留意し施工すること。

特に気温、湿度に注意し、局部的な硬化熱の発生を防ぐこと。

芯材を接着するとき、完全に外皮と接着させ、硬化後確認すること。接着不良個所は、その部分を除去し新たに接着すること。

 

3.4. 不沈構造

本船は不沈構造とする。このため発泡体を図面指示に従い施工すること。

 

3.5. 船体関連図書

下記の図面、指示書により建造する。

 

099-1.gif

 

図面に記載されていない詳細部分の工事については監督員と協議する。

 

4. 機関艤装

ヤンマー2GM-SDを搭載する。本体を船尾に向けてセッティングするため、排気管、リモート・コントロール類の機能、操作に支障のないよう施工すること。

プロペラーはメーカー推奨サイズのフォールディング・プロペラーとする。

排気管は逆流に注意し、ウォーターロック等にて対処する。

燃料配管は小型船舶検査機構に指定された規格のものを使用すること。

コントロール関係はコックピットにて円滑に操作できるようにする。

燃料タンクはステンレス製約30Lとし、供給管出口には閉鎖弁を設ける。給油はデッキ上に設ける給油口より行う。エア抜き管を船外に設ける。燃料戻り管をタンクに設ける。

エンジン起動用バッテリー70Aを用意し、バッテリースイッチを経由してエンジンパネルに配線する。

 

5. デッキ艤装

図番553S-9-1による。変更、取付方法、金物製作不具合の個所があれば監督員と協議のうえ決定する。

舵装置は、操舵輪方式とし、図番553S-6-26の指示に従う。

 

 

 

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