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3.5. デッキ

バウ作業、マスト作業、移動の3点についてヨット上での検討を実施した。

1) 図面に反映したもの

○ノンスリップデッキ(ダイアモンド系をモールドから)

 腰をずって移動のため、衣料品及び皮膚保護のため。

○少しでも広く(シュラウドを外側に、マスト及びリギンの変更)

 移動するのに人間の幅を確保。

○ムアリングクリート位置変更(後ろのクリートを椅子の横付近に設置)

 位置を椅子の側に移動すれば座ったまま操作可能。

○セールの変更(ジェネカーをスピンに)

 海上で障害者がバウまで移動しジエネカー操作は大変なことが実証された。

 これにより健常者が乗ったときのみのセールを考えるとスピンが適当。

○マストパルピットに取り付け(パルピットの取り付け)

 マスト作業のとき体を支えるパルピットが必要。

 

3.6. その他

実寸モデルによる実証試験にて出たもの

図面に反映したもの

○バウセールロッカーの確保(バウ前方の浮力体をバース下へ変更、デッキビームとハルフレームの追加)

 セール等収納の確保。

○航海計器の設置(ウインデックス、風向、風速、GPS等)

 講習会ほか安全のため計器は必要。

○ブームを10cmアップ(メインセール全体を上に上げた)

 ブームパンチより乗員を守る。

 

以上の検討開発により現行図面を変更し新規に作図した。

 

 

 

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