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ことば・言葉

 

教えて! 基本用語

 

配食サービス

地域の高齢者等に、お弁当を宅配するサービス。介護保険制度の給付サービスには含まれていないが、市町村が実施する老人福祉事業のメニューのひとつとして推進されている。

身体は弱くて買い物に出掛けるのもままならない、一人暮らしだと食事を作るのが億劫…といった人たちにとって、栄養のバランスの取れた食事を調理して、自宅まで届けてくれるサービスはありがたいもの。また定期的な訪問は安否確認にも役立つ。健康な体作りはまず食事から。食事の調理が困難な人は、地域の在宅介護支援センターなどに問い合わせて、上手に利用を。

 

移送サービス

配食サービス同様、介護保険には含まれていないが、高齢者等の在宅生活を支える重要な公的サービスのひとつとして、実施している市町村が多い。リフト付き車両等の移送用車両で自宅と福祉施設や病院等の間を送迎してくれるので、車イスの人でも利用可。

またNPOなどの中には、映画館や墓参り、旅行等趣味的目的の場所への送迎にも対応してくれるところも。年を取っても、体が不自由になっても、出かけたいときに、出かけたい場所へ好きに出かけられる…。そんな当たり前の生活が送れる社会をつくっていくことって、すごく大切ですよね。

 

知ってる? 最新用語

 

インターンシップ制度

学生が在学中に、企業などで一定期間仕事を体験できる制度のこと。元々はアメリカの大学で誕生した制度だが、日本でも1997年の就職協定廃止を機に推進の機運が高まり、民間企業と大学の中には独自にこの制度を取り入れるところも出てきた。また昨夏には当時の通産省がこの制度のモデル事業を情報関連200社を対象に実施するなど、行政も本格的な普及に乗り出している。

確かに、企業にとっては有用な人材の確保、学生にとっては希望する職業の業務内容や自分の適性・能力が把握できるなど、メリットも大きそう。

ただ、今のところ行政も、大学も、学生も、一般企業にばかり目が向いているよう。高齢社会に対応する人材の育成のためにも、ぜひとも今後は福祉の職場にももっと目を向けてくれるといいですね。

 

 

 

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