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食事の準備は2年生のお母さんたちが中心。接待係は他学年のお母さんの有志で。給食で入っている業者の方も協力している。

花鉢・昼食会の経費は、2月に行われる生徒会ボランティアバザーの売り上げで賄っている。その際、毎年たくさん届くお礼状を掲示して、みんなに紹介している。

「ふれあい昼食会」は、10月13日中間テストの最終日の午後に昨年は行われた。「花鉢の時は参加しなかったが、今回は生徒会で劇をやるので参加した」や「出し物には出演しないが有志で参加した。祖父母と同居していないので、とても楽しかった」など生徒たちは言う。「とてもいい雰囲気で、離れている孫を思い出します」とニコニコ顔のお年寄り。参加した地域の方々は「いい子が多い。先生方もよくやっている。きっとその成果だね」と学校に協力的である。おいしい食事に舌鼓を打ちながら、楽しい会話が続いていた。

学校は、まず今考えていることや、やっていることをオープンにすることだ。共に考え、実践を積み重ねることで伝統となる。地域と結び付いての活動は、地域の連帯感を高め、生徒の心に自然にボランティア精神を培っている。この伝統が今後も続き、ますますの発展を願っている。

 

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学校には心のこもったお礼の手紙が届く。写真はふれあい昼食会で和気あいあいと食事している様子。

 

 

 

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