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介護保険施行半年

市民の助け合いの大切さが改めて認識されてきた

 

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堀田 お疲れさまです。研修会のほうはいかがですか?(前日からインストラクター候補者研修会を開催中。インストラクターは全国各地でボランティア活動を行う団体設立・運営支援を行うアドバイザーで、さわやか福祉財団が研修会を開いて養成・委嘱している)

米山 みなさん本当に熱心ですよ。ものすごくいい人材、今までまったく知らなかったような思いもよらない人たちが出てきて。

堀田 活動が活発じゃないと思っていた地域にも人材はいるんですね。

米山 本当にすぐにも頼みたいくらい(笑)。これまで手薄だった北海道・東北でも続々と候補の方がいます。特に北海道なんかこれで旭川、札幌、函館、登別。道東に釧路、芽室とできると…。

堀田 急に北海道が一番しっかりしちゃう(笑)。

米山 そうなんですよ(笑)。みなさんすごく意欲的で、会を重ねるごとにすばらしい人たちが集まって広がりが出てきてる。今までなかった地域で団体をつくる大きな力になりますよ。昨日話をしていてもとてもうれしかったなあ。

阿部 来年は沖縄も伸びるんじゃないかな。今度一月に初めて沖縄で一日研修会(さわやか福祉財団主催。各地のインストラクターが中心となって行う団体設立・地域掘り起こしに向けた研修会)を開きますし、沖縄も結構活発にNPOが動いているようですよ。これで北から南までつながる(笑)。

堀田 介護保険が始まって六か月、各地の市町村長さんなどと話してると、「効率よくやると寂しいという声も聞こえてくる。介護保険だけじゃだめで、ふれあいや助け合いの活動も必要」と言う声があって、やっぱり目覚められたなと。

米山 以前から堀田さんがおっしゃってましたですね。今は自治体は介護保険にしか目が向いていないけれど、始まれば必ずそこに目覚めてくるよと。周囲を見てもまさに実感しますね。

 

 

 

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