松山善三(まつやまぜんぞう)…映画監督・脚本家
1925年、兵庫県生まれ。岩手医学専門学校(現・岩手医科大学)を中退。1948年に松竹大船撮影所の助監督として入社。木下恵介監督に認められ、以後、「人間の条件」(全5部)「虹の橋」ほか多くの脚本を手がける一方、監督としても「名も無く貧しく美しく」「典子は、今」ほか数々の力作を撮る。
また1997年ミュージカル「ご親切は半分に」では老人ホームを描き、これを土台とした映画「一本の手」も製作して各地で話題となった。
栗山富夫(くりやまとみお)…映画監督
1941年、茨城県生まれ。国際基督教大学卒業後、1965年に助監督として松竹に入社。野村芳太郎、山田洋次監督らに師事。1983年「いとしのラハイナ」で監督デビュー、「俺ら東京さ行ぐだ」「祝辞」「愛しのチイパッパ」「ハラスのいた日々」など作品を次々と発表、話題となる。
一方では1989年に公開された西田敏行主演「釣りバカ日誌」シリーズ第1作を製作。
以後、「釣りバカ日誌10」「花のお江戸の釣りバカ日誌」まで11作品を監督し、寅さん亡き後の日本映画を代表する作品に育てた。