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地域に根を張る開業医の方が安心だ。意見書の作成費は、医師が市町村に請求するから利用者負担はない。

 

医者でも判断に困る記入項目が多いので信頼できる医師に頼む。

 

意見書の主な記入項目は、傷病に関する意見、特別な医療、心身の状態に関する意見、介護に関する意見など。3分間診療に安住してきた医師が、上記項目を正確に記入することはむずかしい。それだけに「高齢者医療に関心が深い」「痴呆症の勉強をしている」「介護保険の実施に前向き」―などを主治医選択の目安にしたい。

特定分野の専門医よりもプライマリーケア(初期診断・初期医療)に熱心な開業医が理想的だ。埼玉県のある開業医は、意見書を認定審査会に提出する前に高齢者や家族に見せているという。意見書の有効期間は6か月。要介護認定の更新に合わせて新たな意見書を作ってもらう。それだけに、高齢者ならずともわが身を預けて末永くお付き合いできるホームドクターを見つけたいものである。

 

主治医意見書の主な記入項目

 

1 傷病に関する意見

1]診断名2]症状としての安定性3]介護の必要の程度に関する予後の見通し4]障害の直接原因の経過および投薬内容を含む治療内容

2 特別な医療

過去14日間以内に受けた医療のすべて

3 心身の状態に関する意見

1]日常生活の自立度等について2]理解および記憶3]問題行動の有無4]精神・神経症状の有無5]身体の状況

4 介護に関する意見

1]発生の可能性の高い病態と対処方針2]医学的管理の必要性3]介護サービスにおける医学的観点からの留意事項4]感染症の有無

5 その他特記事項

※1-4までは該当欄をチェック、5は該当スペースに記述する。

 

 

 

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