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学校としてもこの活動を支援してきましたが、将来、母親になって次の世代を育てる女子生徒の心の教育として高く評価しています」と話す。

高松校長が提唱して一昨年から取り組んでいる「朝の一〇分間読書」も、わかりやすくて簡単な活動だが、「本と向き合うことは自分を見つめること。読書を通して野の花の活動のように生徒の心を育てたい」と高松校長は“心の教育”に力を込める。

病気療養中の橋下先生を案じて、校内からは「野の花の活動を指導する後継者をつくったらどうか」との声も出ている。しかし、橋下先生は無理に後継者をつくるつもりはない。なぜなら、野の花だより会を巣立った一人ひとりが野の花の種となって、いろいろな場所でふれあいの花を咲かせていることを、誰よりも橋下先生が知っているからだ。

 

 

 

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