年間授業計画の作り方など、まったくわからなかったので、講習会などで勉強した。企画といっても地域の多くの識者の方々の情報を学校に紹介しているだけ」と笑うが学校にとっては、頼もしい味方だ。「講師との打ち合わせや児童の集中力などを考えると、年間を通した計画の実施は大変だ」とも言う。しかし、子供たちの「来年も一緒にまた何かやりたい」という声に励まされて、新たに大町市の歴史の探検プログラムの開発に意欲も燃やしている。
これまで協力してくれた方々に子供たちが出したお礼の手紙文を一部紹介してもらった。
「そばは、かたいのや短いのとかもあったけど、とてもおいしかったです。あと、畑を貸してくれてありがとうございました。その畑にまいた、そばの種は、すくすく育ち、りっぱなそばの実になりました。おかげで、この試食会を開くことができました。本当にありがとうございました」
もっと多くの公民館が、学校の頼もしい味方になってほしいものである。学校と公民館。私たちの身近にありながら、特定の人たちが利用する近くて遠い存在のように感じる人も多いだろう。ぜひ一度、足を運んでみてはいかがだろうか。