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堀田 ほおーそうですか。具体的に何か始まりそうですか?

川淵 広島で、みんなで広島トップスというのを作ったんですよ。広島には日本のトップクラスのハンドボール、バレー、バスケットがあって、サンフレッチェ(広島・Jリーグクラブ)もあるでしょう。いずれ広島カープも入ってほしいなあと思ってるけど、協力し合いながら、何かやっていこうと。

堀田 それはすばらしいですねえ。

川淵 どこかが優勝したら祝勝会に花を持って行くとか簡単なことからやろうと。サッカーの少年スクールで月一回はハンドボールの指導者を呼んでハンドボールやらせてみようとかね。もしそっちのほうがおもしろければハンドボールに行けばいいんですよ。これから大阪トップス、東京トップスとかどんどん作って強力に押し進めようと思ってます。

堀田 百年構想が着々と進んでいますね。心から応援しています。

川淵 Jリーグというと、プロ選手を育てるところとしか見られていないけれども、そうじゃない。でもスポーツ振興、地域交流の場作りにはお金も時間もかかるから、Jリーグががんばって成功して上がった利益を社会に還元していこうということです。まだまだ日本だって捨てたものじゃないし、やり方次第で可能性は山ほどありますよ。

堀田 本当におっしゃる通りです。お話を伺ってとても力強い気持ちになりました。私たちもがんばって活動していきます。今日はありがとうございました。

 

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