われ失聴者なるも
松本崇さん 70歳
東京都
22年前、突発性難聴で左聴力を失い、その2年後、同様に右聴力を失った。昨年12月号に「あなたのコミュニケーション度は?」というのがあったが、残念ながら通常の会話はまったく不可能である。このハンディに追い打ちをかけるごとく、数年前からメニエール症が襲いかかってきた。街頭で突然激しいめまいに倒れ、幾たび救急車で搬送されたことか…。なのに何故「さわやかパートナー」に?それは、一昨年、町田市民ホールで堀田理事長の講演を聞いたからにほかならない。
その折は、私共中途失聴者の唯一の通訳ボランティアである「要約筆記グループ」のみなさんが講演の内容をOHPでスクリーンに映し出してくれたのだ。「失聴者だって何かできるかも…」と思ったのがその時である。だが、話に対応できぬ現実は厳しい。
交流会や会議等の案内状もたびたび拝受するが、結局は“何もわからずじまい”とあきらめ、ついつい閉じこもったままである。何か手だてはないものか、悩みつきない日々である。
されど『さぁ、言おう』は、われ失聴者なるも、われを奮い立たせる。
その意気で、パソコン通信に挑戦しませんか?
老境の孤独と不安
三浦和彦さん 71歳
東京都
3月号“老いる孤独と悲しみに気が付いて”と“母のお金を兄が…”は老境にある小生にとって、今日は人の身明日はわが身。身につまされます。しかし名案はなかなか見つかりません。ピンピン老人が寝たきり老人の面倒をみることができるうちはよいのですが、いい知れぬ不安と孤独感にさいなまれます。努めて元気に振る舞っていますが。
あとを天命に委ね、今の目標に集中しましょう。