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そんな同倶楽部では、昨年八月にはNPO法人の認証を受け、社会的な地位も確立。今後はますますの活動の拡大をめざすという。「現在は何とか黒字会計ではありますが、収入の半分は寄付金や賛助会員によるバックアップ。財政的自立のためには、なるべく自前の会員会費と有償ヘルプでやっていくというのが基本でしょうから、そのためにも会員の増強に力を入れていきたい。特こ、介護保険が始まったことで、逆に保険の枠からはみ出してしまった方からの需要が増えることが予想されるので、サービスを提供してくれる側の会員さんを増やしていかなければと思っています。また、札幌市では福祉分野のNPO法人から地域ボランティアまで、市内の福祉系活動団体の資質向上と情報交換のためのネットワークをつくろうとしており、当倶楽部はその中核としての責を果たすことになっています。ですから、こうした活動を通じて、助け合いの大切さを広く訴えていければとも思っています」

札幌の地に、市民の手によるふれあい社会を構築しようと奮戦を続ける、同倶楽部の一層の活躍を期待したい。

 

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活動の模様は地元の札幌テレビでも放映された。

 

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フリーマーケット出店の様子。

 

 

 

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