各地で商店街の衰退が問題になっているが、その活性化を図る自治体の部署は得てして未だ経済的な視点だけが先行しがちだ。それこそタテ割から脱して役所内での横断的な情報交換を行い、市民活動との連携や高齢者等も参加したコミュニティービジネスによる蘇生、そしてさらには本業を生かした形での、財団がめざすふれあい・助け合い活動につながる道筋を考えてみてほしいと期待する。二一世紀の真の地域活性化とは、まさにそうした思考の先にこそ生まれるものではないだろうか。
新しいふれあい社会づくりは、どんな立場からでも、そして誰もが主体的に始められるもの。商店街はもちろん、企業、学校、病院など地域のあらゆる要素が主役になれる。そしてその先導役はやはり市民だ。自分たちの地域を、そして私たちの日本を、あなたはいったいどんな姿にしたいですか。
第1の提言
いくつになっても、どんな状態になっても、白分が主人公でいよう。
第2の提言
高齢者も、若者や中年と同じように、自分の思いを生かして生きられる社会にしよう。
第3の提言
世の中から定年を追放しよう。
第4の提言
人に役立つ喜びを、満喫しよう。
第5の提言
ケアが、精神的自立の支援になってはじめてウェルネスが実現されることを自覚しよう。