ことば・言葉
教えて! 基本用語
市民互助型団体
本誌にもたびたび登場する「市民互助型団体」。平たくいえば、市民による市民のための、市民の草の根組織というところ。利用者や、サービスの担い手となる会員はもちろん、「パソコン上手」「経理上手」など運営のための後方支援部隊も必要となるので、仕事のあるなしも含めて老若男女、さまざまな人が参加できる。活動資金も自助努力でがんばっている。地域のみんなのための活動なんだもの、みんなで知恵も労力もお金も出し合わなきゃいけないのは、当然だよね。
社会福祉協議会
「社協」の名でとってもおなじみだけど、福祉にかかわっていない人には案外知られていなかったりもする。社会福祉事業法に定められた特別法人、民間団体だ。中央に全国社会福祉協議会が、都道府県と各市区町村にもそれぞれ社会福祉協議会が設置されているので自分の住む地域にも必ずあるはず。ボランティア活動の育成援助から心配事の相談等、地域の社会福祉問題の解決改善のためのさまざまな事業を行っている。また、社協内にあるボランティアセンターでは、活動に関する情報提供や相談、研修なども行うので、一度のぞいてみてはいかが。
知ってる? 最新用語
コラボレーション
日本語に訳すと「共同作業」「共同制作」「連携」「協働」などなど。主に研究や芸術の分野で用いられてきたようだが、このところ、地域社会を語るキーワードとしても脚光を浴び、その認知度は赤丸急上昇中。ちなみに本誌では、96年6月号の「堀田力のさわやか対談」の中で、すでにこの言葉が登場。その一節を紹介すると…。
「NPOの方、あるいは企業、組合、利益団体、そして個人の方などみなさんとのコラボレーション、パートナーシップで、みんなが自由自在に動けるような社会体制を作り上げていく」。このように、市民・企業・行政など、異なるもの同士の融和で新たな可能性を得ることをめざして語られたりするので、以降、お見知りおきを!