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栃木がベテラン&ヤングパワーで渡辺クラブを下し、悲願の初優勝!

限界点でつかんだ大きな勝利

 

優勝 栃木(栃木)

準優勝 渡辺クラブ(神奈川)

第3位 岩手矢巾(岩手) 御殿場クラブ(静岡)

 

予選リーグ戦は、有力チームが各コートに散ったが、最大の激戦区になったのは、9コートのAパート。ニュー・ワカヤマ(和歌山)、ゆたか豊球(福井)、岩手銀河、岩国オレンジ(山口)と、まさに実力伯仲同士。岩国が3敗で脱落し、2勝1敗の3チームから、岩手銀河が決勝トーナメント戦に進出。このAパートの激戦に影響され、9コートのBパートで、強豪のマルコ会(佐賀)が1勝2敗で敗退する波乱が起きた。

決勝トーナメント戦は、優勝候補の渡辺クラブの充実ぶりが目立った。第1ゲート通過球が第2ゲート通過を試みつつ、第3コーナーに集結する新作戦を披露する余裕を見せながら、京都嵯峨、小豆島(香川)、御殿場クラブをわずかなリードで寄せつけない巧みなゲーム運びで勝ち上がっていった。注目のさつま(鹿児島)は打線を組み替えて臨んだが、準々決勝で御殿場に苦敗した。一方のヤマでは、岩手県の希望の星、岩手矢巾が踏ん張り、ザ・長野、僚友の岩手こずかたを下したが、準決勝で栃木に13-13の内容負けを喫した。

 

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決勝戦で2度の合わせダマを決めるなど大活躍の山野井選手

 

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ゴルフの丸山選手にそっくり、堅実プレーの柴崎選手

 

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全国大会初出場から12年目にして悲願の優勝を果たした小口主将

 

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前列左から柴崎雅晴選手(30)、金沢禾吉選手(53)、後列左から小口孝夫主将(58)、大曽根正夫選手(51)、山野井清志選手(23)

 

栃木(栃木)

小口主将と金沢選手は第4回大会に宇都宮GBとして出場して以来、12年の長きにわたって全国制覇をユメ見てきたコンビ。山野井選手は昨年の全日本選手権準優勝の小山クラブのメンバー。この勝利で常勝渡辺クラブに3度土を付けたニューヒーロー

 

 

 

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