日本財団 図書館


☆C.3.4 電源の過渡現象(トランジェント)

取り敢えず暫定的に、船内配線のケーブル間で起こりうるカップリングを反映するために、電源ポートに対しては2kVを、信号と制御ポートに対しては1kVを採用する。この試験は電源ポートに限定する。現実的な数字として1パルス/分の繰り返し周波数を規定した。(雷サージは、これを船内に伝導する外部ケーブルは存在しないということから考慮していない。)

☆C.3.5 電源の変動と故障

船の電源は負荷の変動に反応する経験から、60秒間の電源中断試験が規定されているが、これは主電源と非常用電源との間の切替に対するIMO仕様に基づくものである。

☆C.3.6 静電気放電

本試験は、人造繊維性カーペット又はビニール製衣類などの接触のように、作業員に充電させる環境において発生すると思われる作業員の身体からの静電気の放電による影響をシミュレートする。

 

142-1.gif

図2 伝導による放出に対する無線周波数の端子電圧限度

 

142-2.gif

図4 囲い型ポートからの放射放出量に対する制限値

 

表C.2 船用送信装置によって発生した船上の電波強度

142-3.gif

 

 

 

前ページ   目次へ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION