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それで、フェーズIIでは、前述の報告書の調査結果に基づいて研究すべき課題として整理された研究項目を研究内容とすることにした。

 

1.3.3 空港利用調査検討会の調査報告書の概要

フェーズIIの研究内容と密接な関係にある空港利用調査検討会の検討内容を要約すると、次のとおりである。

(1) 航空関係者から浮体式民間空港についての技術的な疑問点を集めた。(約200項目)

(2) 集めた疑問点を検討して、メガフロートの空港利用が技術的に可能かどうか、見極める検討を行った。そのために、1,000m、2,000m、3,000m、及び4,000m級の浮体空港を概略試設計のうえ、自然条件を設定してその挙動をシミュレーション計算し、空港機能として問題ないか検討した。

(3) シミュレーション結果から小さい浮体空港の方が動揺が大きい傾向にあること、及び何れの大きさでもメガフロートは空港利用の可能性がある(安全に離着陸が可能である)ことが分った。

(4) (1)の疑問点のうち、シミュレーションで検証されたもの、フェーズIの研究で明らかになったもの、設計段階で検討すれば良いもの、更に検討が必要なものが分類され、更に検討が必要なものに対しては、新たな大型浮体モデルでの航空機による実証実験が必要とされた。

(5) 大型浮体モデルの規模としては、小型機による離着陸実験のため、及び計器着陸装置(ILS/GS)の電波の反射面を弾性挙動させるため、長さは約1km必要とされた。

(6) 大型機が大型浮体空港に離着陸する場合については、シミュレーション計算及び大型機のフライトシミュレーターで確認することにした。

(7) (4)で更に検討が必要とされた項目については、その内容が研究項目として整理された。

 

 

 

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