iv. 「部次長級」では、「拡大した」が37.6%に減少し、「変わらない」が60.3%となっている。
「拡大した」は企業規模別では「1・2千人台」の39.6%が最も高く、産業別では「卸売・小売業、飲食店」の46.9%が最も高く、「電気・ガス・熱供給・水道業・サービス業」も46.2%と高い。
v. 「部長級」では、「拡大した」が増えて41.0%になり、「変わらない」が57.1%となっている。
「拡大した」は企業規模別では「5千人以上」の43.9%が最も高く、産業別では「電気・ガス・熱供給・水道業、サービス業」が53.8%と最も高く、「卸売・小売業、飲食店」も50.0%と高い。
昇進格差を「拡大した」とする企業の比率はいずれの役職段階でも50%を超えてはいないが、「課長級」、「部長級」では40%を超え、かなり高い比率で格差の幅の変化があったものと言える。
産業別にみると、特に「運輸・通信業」が各役職段階を通じて「拡大した」の比率が低くなっているのに比べ「卸売・小売業、飲食店」、「電気・ガス・熱供給・水道業、サービス業」が各役職段階を通じて「拡大した」の比率が高くなっており、上記(2)の昇進格差の実態を裏付ける結果となっている。