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3年計画最終年度である昨年は、サブタイトルを「守れ!南日本海コバルトライン」としました。

ここ浜田にも海浜公園、美しい海岸がありますが、益田にも三里ケ浜という12kmに渡る美しい海岸があります。ここに千人規模の市民にお集まりいただいて、海岸のごみを拾っていただくことによって、私たちの持つ郷土の自然の素晴らしさ、そこから始まるいろいろな行動の大切さを実感していただこうと、まずビーチクリーンアップを計画いたしました。

 

1999年度「Let's 里再来」実行委員会

●ファイブハーツ

●サーフィングクラブWEST

●益田シニアクラブ

●益田勤労青少年ホーム

●(社)益田青年会議所

●益田市環境衛生課

 

この年の実行委員会には、前年のファイブハーツに加え、地元でサーフィンをしている方々で「自分たちの遊ぶフィールドをきれいに保ちたい」と自主的にビーチクリーンアップをしていたサーフィンクラブWESTの皆さん、また、青年会議所とはまた趣を異にしますが、まちづくり運動に励んでいる勤労青少年ホームの方等々に新たに加わっていただき、計画の段階から一緒に参画していただきました。益田シニアクラブというのは、私ども青年会議所を40歳で卒業した方々の組織で、私どもの兄貴分にあたります。それから、私どもの事業に益田市の方も大変感銘をいただきまして、環境衛生課となっていますが、益田市としてご参画いただきました。

まず、資金源として、モーターボート施行者協議会から100万円の助成金。それから、島根県から環境保全促進運動費(昨年始まった助成制度)から100万円。益田市の総務事務所が取り扱っている石見地域振興金から60万円。そうして、私ども青年会議所の自己資金29万円と合わせて、290万円規模の事業をすることになりました。

 

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これがその事業の海岸清掃人を「掃除人」というタイトルで募集をしたポスターです。

また、益田市の広報紙でも事業を積極的にPRしてくれました。益田市は人的にもご支援、ご協力を賜り、実行することができました。

海岸清掃にせっかく2千人も集まっていただくのなら、きれいな海で何か楽しいことをして一日遊んでいただきたい、その砂浜と触れ合ったところからまた新たな思いを持って次の自分たちひとりひとりの活動に活かしてもらいたい、とも思っていました。

そのような折、神奈川県の湘南海岸で20年近く、自分の育った海が汚れていくことを嘆かれて、ビーチクリーンアップと、その後に全く無償のコンサートを開いておられる「ブレッド&バター」という歌手の方々と、先程のクリーンアップ全国事務局のご紹介もあり、折衝をすることができました。そこで、この事業の理念等を長々お話させていただいたところ、「では、益田に行ってやろう」と、無料のコンサートを開催くださることになりました。

それが第2部、ビーチクリーンアップの後のベアフットフェスティバルです。

 

 

 

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