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海に浮かぶ不思議なもの…

東京港や東京湾には、毎日いろいろな種類の多くの船が行き交っています。しかし、よく観てみると海の上には、船以外にも多くのものを観ることが出来ます。今日は、東京の港や湾内で見かける不思議なものについて観察してみましょう。

 

海に浮かぶ不思議な標識 -浮標と東京灯標-

航路標識と灯浮標

船が外洋から陸地に近づくときや、沿岸を航行したり、港湾に出入りするときなどの目標にしたり、船の位置を確認したりする時の手助けとなるのが航路標識です。右の写真の灯浮標は岩礁や浅瀬、航路などを示すために海上に浮かべた航路標識で標識の位置が航路の右側の端であることを示します。航路の左端には緑色の灯浮標があり、この標識があるところを航行する船は、これらの標識の内側を通らなければいけません。

 

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東京灯標

羽田空港の東方約5kmの沖合いに位置し、東京港に入港する船が進路を合わせる目印としているのが東京灯標です。昭和43年11月の完成いらい、日夜東京港へ出入りする船の安全を見守っています。

 

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海に浮かぶ巨大な建物 -東京湾アクアライン「風の塔」と「海ほたる」-

東京湾アクアラインは、東京湾のほぼ中央を横断し、神奈川県川崎市と干葉県木更津市をトンネルと橋で結ぶ延長15.1kmの自動車専用道路です。

 

風の塔

風の塔は、アクアトンネル内の空気を入れかえる換気塔として造られた人工島で、火災などの緊急時の避難場所として、また、消火用水槽などとして使用されます。

海面下114m、7階建ての構造で広さは東京ドームとほぼ同じ大きさです。

 

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海ほたる

海ほたるは、アクアラインのトンネルと橋を連結する全長約650m、全幅約100mの人工島の上にあるパーキングエリアで、5階建ての建物の1階から3階までが駐車場、4階と5階に売店とレストランがあります。

 

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