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帆走する後期の遣明船

京都府京都市の真正極楽寺真如堂(しんしょうごくらくじしんにょどう)の縁起を記した大永4年(1524)の『真如堂縁起』に描かれた、帆走する後期の遣明船です。絵巻の内容は、入唐僧の円仁が帰朝する際に乗船した遣唐使船を描いているのですが、制作年代及び船型・艤装等の特徴から推定して、制作当時の遣明船をモデルに描いたものとみられます。(所蔵:真正極楽寺真如堂)

 

遣明船の説明図

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この図は、室町時代後期の遣明船の姿を『真如堂縁起』等の絵巻類に描かれている絵画を参考に復元した説明図です。中央の主屋形は使節用に増設されたものですが、船体各部は内航用商船のままです。ただし帆装は前部の弥帆(やほ)を大型化し、また鉄製の四爪碇を装備したものとしています。

 

 

 

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