スズメより少し大きく、上面は褐色、腹は淡褐色、尾羽根の基部は赤褐色の小型ツグミ類。成鳥雄の夏羽は、のどが青色でその中に赤褐色の斑があり、胸には黒色と赤褐色帯があるが、冬羽ではのどが白色になる。雌は、胸に黒褐色帯があるだけで地味である。写真は冬羽の成鳥雄。
日本には数少ない冬鳥として渡来し、主に低地の開けた水辺の茂みやアシ原にすみ、地上を軽やかにはね歩いて、昆虫などを捕食し、止まるとすぐに尾羽根を上下に動かす。
警戒するとすぐに茂みにかくれてなかなか姿を見せない。府内でのこれまでの記録としては、渡りの途中と思われる1971年4月15日〜18日間の一例だけであるから、30年ぶりの珍客の再来である。(2000年3月25日、亀岡市大井町の保津川で撮影)