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平安時代から江戸後期までつづいた、氷所から京都御所への氷の献上は、禁裏御領地だった同町神吉地区の住民の手によって、旧歴六月一日から一ケ月間連日つづけられたとされる。当時の都人にとって、夏季の氷は最高の賛沢で、その価は、同じ重さの貴金属に相当したという。

(社)船井青年会議所(吉田佳雄理事長)では、この先人の事業を再現して、地域の文化・歴史をほり起し、新たなコミュニティの構築に役立てようと、平成の「氷運び」を計画し、実行に移した。

 

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この氷が祭の主役(125kg 90×90×25cm)

 

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氷のお祓いをする。

 

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お神酒をいただく。

 

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烏帽子、白装束に身をつつんだ8人の若者にかつがれて、氷は神殿前の石段をくだる。

 

 

 

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