第2節 自動車交通のグリーン化
自動車交通が抱える環境問題を解決するためには、総合的な対策である「自動車交通のグリーン化」を進めることが必要。
第3節 環境問題に対する各分野での取り組み
その他の分野では、以下の諸施策を実施。
1 自動車及び鉄道の騒音対策
2 海上輸送の効率化・高速化及びIT化を図るための次世代技術の活用による海上輸送の新生(スーパーエコシップの開発等)、海洋汚染対策
3 航空機からの排出ガス規制、騒音対策
4 地球環境観測体制の強化(アルゴ計画、空のアルゴ計画)
5 循環型社会の形成
・自動車、自動車部品及びFRP廃船のリサイクル対策
・環境と共生する港湾(エコポート)の整備等
第4章 少子高齢社会への対応
第1節 公共交通におけるバリアフリー化
1 「交通バリアフリー法」の成立
12年5月に「交通バリアフリー法」が成立。高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の利便性・安全性の向上を促進。また、運輸省としても、各種のバリアフリー化施策を実施。
2 路面電車のLRT化と低床バス等の普及、ソフト面での対応
・LRT(ライト・レール・トランジット)の車両購入費に対する補助を行い、整備を支援。
・ノンステップバス等の低床バスの普及のため、補助を創設するとともに、価格の低減化を図る。
・公共交通ターミナルのバリアフリー対策を評価する「公共交通ターミナルのやさしさ評価」を行うこととし、「やさしさ指標」を11年12月に策定。
・案内用図記号(ピクトグラム)の標準化の検討を推進。