Ports of Miyazaki
宮崎県は、日本の南西部、九州の南東部に位置し、総面積は7734km2で全国の約2%を占めています。気候は、その地域や沖合いを流れる黒潮の影響などにより、平均気温が高く温暖な気候に恵まれているとともに、日照時間、快晴日数は全国のトップクラスであり、また、降水量も多く豊富で良質な水が貴重な開発資源となっています。
県央に単調な海岸をもつ宮崎県では、古くから天然の入り江を利用して、県北・県南を中心に港湾が発達してきましたが、県央地域においても物流機能や海洋性レクリエーション需要の高まりに対応して宮崎港を整備するなど、それぞれの港において背後圏地域の要請に対応した港湾整備が進められています。
宮崎県の港湾は、背後に日向・延岡地区の新産業都市を控え工業港的な役割を果たし、本県の外貿流通拠点港湾の機能を拡充しつつある細島港、県全体の港湾取扱貨物量の約50%を取扱うなど県一の規模を誇り、南九州の物流拠点港としての役割を果たしている宮崎港、県南地域の産業を支える物流拠点港としての役割を果たしている油津港の3つの重要港湾と13の地方港湾、1つの56条港湾の併せて17の港湾から構成されています。
宮崎港湾空港工事事務所の誕生
当事務所は、昭和48年4月に運輸省第四港湾建設局宮崎港工事事務所として宮崎市に開設されました。事務所の開設に伴いそれまで鹿児島港工事事務所(現鹿児島港湾空港工事事務所)が所管していた宮崎空港の業務についても当事務所で引継ぐことになりました。
現在は、宮崎市に本事務所、空港分室があるほか、日向市に細島分室があり、事務所総勢28名の職員により宮崎港、細島港といった重要な港湾及び宮崎空港における直轄事業の整備を担当しています。
平成9年4月には、事務所の名称を「宮崎港湾空港工事事務所」と改称して国民に判りやすい港湾・空港担当行政機関を目指し、未来が感謝する21世紀の港湾・空港づくりへの取り組みを行っています。