B社:ニーズが少ないため主催旅行の企画はしていない。
C社:離島シリーズということで、「奄美」を個人向けのパッケージで販売している。取扱件数は少ない。内容は名瀬中心の大島つむぎ、マングローブ、博物館めぐりなど。
ほとんどが沖縄方面となるため奄美の客は少なく、お客の声(評価)は聞こえてこない。
D社:JASナイスウィング「JASで行く奄美諸島」(往復航空券及びホテルとのパッケージそれに、「バードウォッチング」「カヌーツーリング」「魚釣り」のオプションのセット)があるが客は少ない。
E社:奄美大島までの飛行機の定員が小さいため、まとまったお客がとれない。このため料金が割高となる。沖縄は客が多いため割安となり、こちらに客が集まる。
福岡発がなく、鹿児島乗り換えというのは喜ばれない。
このようなことから、奄美大島の商品は取り扱っていない。
F社:直販の企画ツアーはないが、離島編として代理店へ委託しているツアーはある。ただし、オプションツアーだけで、現地までの交通費と宿泊費用が含まれたメインツアーはほとんどない。これは、全国を対象とした商品が汎用性にかけるためであり、ニーズも低い。
G社:「サマーパラダイス」という若者向きの商品がある。2泊3日の場合は飛行機利用、5泊6日は船利用。ビーチを中心としたプランでフリープラン。現地ではバスを仕立てるほどの人数ではないためレンタカーを利用している。
あまり人数は集まらない。ダイビング客が中心で、行った人の評判は良い。
2. 「奄美大島」の魅力アップのための条件整備
A社:力を入れていきたいが、インフラ(宿泊施設、島内移動)が整備されていない。
現地の魅力、ポンテンシャルの情報が少ないなどから、本格的な検討はしていない。
現地の観光協会の人が昨年訪ねて来られた。
B社:やはり、大規模な開発が必要である。ホテル、プール、ゴルフ場等のいわゆるリゾート施設の集積が必要である。ホテルは家族対応のコンドミニアムタイプがよい。
本土から島へのアクセスを充実し、島内の交通利便性を良くする。
C社:「アクセスが良くない」「大手の大規模ホテルがない」この2点が大きい問題として指摘される。このため客が集まらず大口割引等が使えないためトータル的なコストがかかり、料金が割高となる。
人口の海岸を含めた海岸線の開発が必要。そこから近くのダイビングスポット等へ向かわせる。