2] 町営定期船「せとなみ」の大型化・高速化
古仁屋と請島、与路島を結ぶ町営定期船「せとなみ」は、大幅な時間短縮を図り、島からの日帰り可能な航路体系の改善、フェリー機能の整備による、自動車や農産物等の効率的な貨物輸送などに対応した船舶の大型化・高速化を図る。
なお、請島・与路島と加計呂麻島の伊子茂港とを結ぶ、いわゆる「中渡し」の航路については、伊子茂港の整備状況や、高齢者をはじめとする地域住民の意向を踏まえながら、古仁屋〜請島〜与路島〜伊子茂港の航路の可能性も含め、今後検討する必要がある。
【町営定期船「せとなみ」の代替船建造計画】
瀬戸内町においては、住民の意向等もふまえ、次のような計画により、日帰り可能なダイヤの実現を図ることとしている。
1] 事業主体 瀬戸内町
2] 就航予定時期 平成15年4月
3] 建造内容
高速化や荷役の効率化などにより、日帰り可能なダイヤの実現を図るためには、次のような内容の船舶が望ましい。
4] その他
・建造費の財源については、国・県の近代化補助金のほか過疎対策事業債及び県単の市町村振興資金を活用する。
・瀬戸内町においては、与路港に船員の宿泊施設を兼ねた待合所の建設計画がある。
(3) 民営定期船等の維持・充実
民営定期船や海上タクシー等は、通院、買い物等をする際の地域住民の貴重な交通手段であるとともに、他と異なる独特の交通形態を活かした観光資源としての活用も検討しながら、その維持・充実を図る。