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■トイレは現在バリアフリー化に未対応だが、新船では身障者用トイレを設置予定

現在トイレは1層の中央に設置されている。出入口に10cm程度、内部に15cm程度の段差が設けられ、バリアフリーには未対応である。また腰掛け式のトイレは設置されていない。しかし、新船では各層(3層とも)にトイレが設置され、1層には身障者対応トイレを設置する方針である。

 

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トイレの出入口(左)と内部(右)

 

■現状は遊歩甲板へは階段の利用のみ

現在、遊歩甲板は2層目の上方(3層目)に設けられており、滑りにくい床面を使用し、手すりも設置されている。遊歩甲板への移動手段は階段のみである。

3層構造の新船では遊歩甲板および展望室が2層目に設けられ、2層まではエレベーターが設置される。このため、車いすの利用者も移動できるようになっている。

 

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遊歩甲板(左)と2層から遊歩甲板への階段(右)

 

■情報提供設備はみられない

遊覧船のため観光案内テープが放送されている。しかし、聴覚障害者に対する情報提供は特に行われていない。また、階段など船内設備を示す点字案内板や点字ブロックも設置されていない。

 

 

 

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