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2] 乗下船時のバリアフリー化

乗下船時のバリアフリー化の現状を表5-5-5に示す。

 

■乗下船時の転落防止柵や雨よけは設置されていない

対象航路のうち、表5-5-4に掲げた9港では、転落防止柵の設置はなく、安全面での課題が残る(他の港については不明)。また、若松港、郷ノ首港では乗船経路に雨よけは設置されていない。

 

■乗降タラップの段差解消も未対応

船舶の乗降施設についてみると、既存船舶では、幅は60cmとバリアフリー化に対応しておらず、段差・勾配は未対応のため、車いす使用者の自力での乗下船は難しい。手すりや滑りにくい床材については、移動円滑化基準を満たしている。また、2000年より就航している「第18わかしお」は幅を65cmとやや広げたが、移動円滑化基準の有効幅には及ばない。

 

■船舶の出入口は有効幅にやや足りない

船舶の出入口についてみると、4船とも幅75cmで、移動円滑化基準の有効幅にやや不足している。また、段差は既存船舶では10cmあったが、新船では5cmに半減している。

 

205-1.jpg

第18わかしおの出入口付近

 

■乗降の際は乗組員が介助して対応

乗組員が2名乗船しており、高齢者や身障者が乗下船する際は、介助して対応している。

 

 

 

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