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表5-4-9 対象路線への導入車両

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(3) バリアフリー化の対応方向と具体的方策

なお、福江港に対する方策については、ケース2]で検討しているため、ここでは省略する。

 

1] ターミナル内のバリアフリー化

長崎港および奈良尾港のターミナルは、1998〜1999年に建設されており、バリアフリー化に配慮した施設となっている。

また、福江港については、数年中にターミナルの新設が予定されており、抜本的なバリアフリー化への対応は、それに併せて行われることとなる。従って、ここでは、既存施設における当面の対応を中心に検討する。

 

■各港湾における情報提供装置の拡充および大波止ターミナル内の案内表示等の見直し

各港湾において、乗船径路を示す誘導ブロックの設置や情報提供設備、案内板の拡充などが必要と考えられる。

特に、長崎港の大波止ターミナルにおいては、来訪者が迷いやすい等の問題が挙げられていることから、健常者も含め利用者への情報提供のあり方については見直しを図る必要がある。具体的には、案内板の設置個所の変更や出入口付近の案内版の拡充などが望ましい。また、トイレや電話、待合室、乗下船口などへのアプローチについては、適所にサイン表示を行うことが求められる。あわせて、視覚情報や音声情報等の情報提供の拡充を図ることが望ましい。

また、施設整備にとどまらず、人的サービスの提供など、バリアフリー化にむけたソフト支援策についてもあわせて検討することが望ましい。特に、利用者が多い大波止ターミナルなどの大規模なターミナルでは、NPO団体等の協力を得て、ボランティアによる来訪者への総合的な情報提供サービスや、高齢者・身障者等への介助なども想定される。

 

 

 

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