■十分な通路幅の確保、点状ブロック・点字案内板の設置
通路幅は85cmであり、車いすの通行に十分な幅が確保されているが、出入口・身障者対応客席(基準適合客席)、車いすスペース、トイレ(後述)は船内後部に集中しており、この部分では通路幅にさらに余裕がある。
また、出入口近くには船内の施設配置を示す点字付きの案内板が設置されている。なお、「移動円滑化基準」には規定がないが、車いすスペース近くの客席までの経路に誘導ブロックも設置している。この結果、客室後部の床のほぼ全面に誘導ブロックが張りめぐらされているが、車いす使用者はかえって操作が難しくなる可能性もある。
「ニューたいよう」の乗組員は2名であるため、モニタカメラを設置し、運航中の船内の状況をブリッジから把握できるようになっている。