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表4-3-1 港湾施設や旅客船ターミナルの改善点(複数回答)【団体別】

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《アンケート調査結果(自由回答より)》

*障害者用駐車場の設置(若松町、身障連)

*手話、電光案内掲示板、案内放送、誘導員による案内。(若松町、身障連)

*港までのアクセス交通のバリアフリー化

・乗船するためにバスを利用してアクセスする場合、障害者はバスの乗降に困っている。低床バスがあればよい。これに関連して、社会福祉協議会に、福祉車両(車いすで乗降)による移動サービスを要望しているが、有料にすれば、白タク行為になるとの理由で拒否される。改善を要望する。(崎戸町、身障連)

 

《ヒアリング調査結果》

*松葉杖利用者には、車いす用のスロープよりエレベータが有効

*聾唖者には、絵による案内表示などのわかりやすい視覚情報の提供が必要

*視覚障害者には、券売機や待合い場等の位置の音声情報が必要

*視覚障害者(弱視)には案内表示の色彩のコントラストに配慮が必要

・平成11年3月に、大波止ターミナルビルを対象として、建設省が調査を実施した。調査結果から、同ターミナルは、コントラストに対する配慮がなく、このため、白内障の方は案内板がみえず、天候次第ではターミナルからの出口の案内も見えない場合がある等の問題点が明らかとなった。また、弱視の場合、床面の掲示がみえないことが明らかとなった。

*諸施設の配置に規則性の導入

・券売から桟橋などに方向の規則性があると一番ありがたい。例えば券売の右には桟橋がある、乗船口は右側からである等の規則性がほしい。また、トイレの水洗ボタンについても、船舶は地域によって事業者が異なるため、規格を統一して水洗ボタンの情報を提供して欲しい。

*その他

・券売の小窓を少し大きくしてもらえると聞き取りやすい。

・今後バリアフリー化がすすみ、利便性が高まると、障害者の利用が増加する。その結果、将来的には、現在のエレベータでは小さすぎるという問題も想定される。

 

 

 

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