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《ヒアリング調査結果》

*車いす利用など歩行困難者については、介助者が一緒であることが多い。一方、中度や軽度の障害者は単独で移動している。

*聾唖者は「聞こえない」という障害を持つため、視覚的な情報に頼らざるを得ないが、視覚情報がきちんと提供してもらえれば、行動範囲には制約がない。

 

(4) 船舶利用時の問題点

■高齢者の約5割は「ゆれによる船酔い」が気がかりとなっている

船舶利用時の問題点(気がかりな点)についてみると、高齢者は、「8]ゆれによる船酔いが心配である」が最も多く、33件中17件が選択している。次いで、「1]港までの交通手段がない、不便である」「5]乗下船が一人では大変である、できない」「9]途中で体調が悪くならないか心配である」がそれぞれ12件となっている。また、11件は「11]特になし」を選択している。

団体別にみると、高齢者(社協)は、高齢者(老人クラブ)と比較して、「1]港までの交通手段がない、不便である」「8]ゆれによる船酔いが心配である」「10]乗船中のトイレが心配である」を選択した割合が高い。

 

図4-2-9 利用時の問題点(複数回答)

【高齢者(n=33)】

133-1.gif

【団体別】

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