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4] 購買動向

日常的な生活圏に影響を与える指標として、住民の購買動向に着目する。商品品目として、日常的に購買する飲食料品と、より遠方まで買いに行くと思われる衣料品をここでは対象とする。離島部の各地区ごとに動向をみてみる。

 

1) 対馬島地区

飲食料品についてみると、ほぼ対馬島地区内で購入している。一方、衣料品についてみると、対馬島地区内での購入は60%前後となり、10%前後が福岡市へ行っていることがわかる。特に峰町、上県町では15%を福岡市が占めている。

 

表4-1-18 対馬島地区購買動向

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備考) 自地区内;自市町村を除く

資料) 「消費者購買実態調査報告書(H9)」(長崎県)より三和総合研究所作成

 

2) 壱岐島地区

飲食料品についてみると、ほぼ壱岐島内で購入している。一方、衣料品についてみると、壱岐島地区内での購入は70%で、10%が福岡市に行っていることがわかる。

 

表4-1-19 壱岐島地区購買動向

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備考) 自地区内;自市町村を除く

資料) 「消費者購買実態調査報告書(H9)」(長崎県)より三和総合研究所作成

 

3) 平戸諸島地区

大島村では、飲食料品についても、21%が島外の平戸市で購入している。衣料品については佐世保市と平戸市が35%を占め、島から本土への流出率が高い。

小値賀町及び宇久町では、飲食料品はほぼ島内で購入している。一方、衣料品については40%強は町内で、20〜30%は佐世保市で購入している。

 

 

 

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