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各島の人口規模と高齢化率を比較してみると、人口がもっとも多い1万人以上の島では高齢者率が平均20.8%と離島平均よりも低くなっている。しかし、全般に人口規模が小さいほど高齢化率が高く、人口が50人以下の人口が小規模な島では、高齢者率は37.1%にのぼり、高齢化が非常に進展している。

 

表4-1-5 人口規模別離島高齢化率

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資料) 「離島統計年報(1998)」(財団法人日本離島センター)より三和総合研究所作成

 

3] 身体障害者

長崎県全域で生活する身体障害者の総数は約6.8万人である。これは人口の4.3%に相当する。そのうち肢体不自由の障害者が約半数を占め、1/4が内部障害、残りの各1/8が視覚又は聴覚の障害を持っている。また、身体障害者総数の約2/3を高齢者が占めている。

障害等級別に着目すると、視覚障害者は重度(1級、2級)の人が半数以上を占めている。また、聴覚障害者では比較的軽度(4〜6級)の人のうち80%が高齢者であるのに対し、重度の場合はその割合が低い。

 

表4-1-6 障害等級別身体障害者数

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備考) カッコ内は高齢者の占める割合。等級は「身体障害者福祉法」別表第五号に従って分類。

資料) 長崎県資料より三和総合研究所作成

 

 

 

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