文部大臣 大島理森
JOCジュニアオリンピックカップ第八回全国中学生なぎなた大会が、盛大に開催されるに当たり、一言お祝いの言葉を申し上げます。
なぎなたは、心を磨き、身体を鍛え、豊かな人間形成を目指す、我が国固有の武道であり、今日、青少年から高齢者に至るまで多くの国民に親しまれていることは、誠に喜ばしいことであります。
本大会は、なぎなたの稽古を通じて、心・技・体の鍛錬に励む多数の中学生の参加を得て、毎年開催されており、心身ともに調和のとれた健全な青少年の育成を図るとともに、我が国の優れた伝統や文化を尊重し、継承していく上でも、誠に意義深い大会であると思います。
選手の皆さん、どうか日ごろの稽古の成果を存分に発揮されるとともに、全国から集まった仲間と友好の輪を広げ、素晴らしい思い出をつくってください。そして、本大会の経験を生かして、将来、日本を代表する選手として活躍されることを期待いたします。
終わりに、本大会の開催に御尽力された財団法人全日本なぎなた連盟をはじめ、関係者の皆様方に心から敬意を表しますとともに、本大会の成功と今後ますますの御発展を祈念申し上げ、祝辞といたします。
平成12年7月22日