文部大臣
大島理森
皇后盃第45回全日本なぎなた選手権大会が盛大に開催されますことを、心からお祝い申し上げます。
なぎなたは、我が国の長い歴史と伝統に培われた武道であり、単に技を競い合うだけでなく、日ごろの修練を通じて、心を磨き、身体を鍛え、礼節を尊重する態度を養うなど、豊かな人間形成を目指す優れたスポーツ文化の一つであります。
今日、なぎなたが、子どもから高齢者に至るまで多くの人々に親しまれ、国内はもとより広く海外においても普及・発展しておりますことは、誠に喜ばしい限りであります。
本大会は、全国各地の厳しい予選を勝ち抜いた精鋭がここ日本武道館に一堂に会し、なぎなた日本一を目指して競い合うものであり、誠に意義深い大会であります。
出場される選手の皆さん、これまで積み重ねてこられた修練の成果を存分に発揮し、広くなぎなたを愛好する人々の代表として素晴らしい試合をされますよう期待いたします。
終わりに、本大会の開催に尽力された財団法人全日本なぎなた連盟をはじめ、関係の皆様方に心から敬意を表しますとともに、本大会の御成功とますますの御発展を祈念して、祝辞といたします。
平成12年12月3日