中学校教師のための「和楽器」授業に対応した研修会の開催を下記のとおり実施しましたのでご報告いたします。
「学校での筝の活用方法」
1. 目的
新学習指導要領における伝統音楽の重視と和楽器の必修(中学校)に対応し、各学校の授業における筝の様々な活用方法について研修する。
特に学校での筝という楽器についての色々な方法の学習。
柱を13本の糸全部に立てるのでは無く、3つだけ立てる・必要なだけ立てる
一面を二人で弾く、即興で左手で低音を入れる…など
2. 日時 平成12年8月29日(火) 10:00〜15:00
3. 場所 兵庫県加古郡播磨町中央公民館
4. 主催
特定非営利法人邦楽教育振興会
ビクター伝統文化振興財団(共催)
日本財団(特別協賛)
全日本音楽教育研究会、兵庫県教育委員会、播磨町教育委員会
兵庫県小学校・中学校・高等学校教育研究会音楽部会(後援)
5. 講座内容
10:00〜15:00 「学校での筝の活用方法」
茅原芳男(邦楽教育研究会 理事長)
15:00〜15:20 筝の演奏鑑賞会
石垣清美
15:25〜15:40 質疑応答
6. 参加人員 小・中・高音楽教師、邦教振会員、大学生他 34名
7. 参加者意見
・新年度から早速やってみようという内容・ヒントをいただきました。
・新しい導入の仕方の工夫がわかって、パターンが自分にとって増えてよかった。
・楽譜からどのように発展させていったら良いかわかった。授業でもいかせると思った。
・初心者向けの新しい合奏のかたちを教えていただきました。
・実際に行っていることが、こうすれば…と具体化されたところが多くとてもよかった。
・とても豊かな表現で筝って良いものだなあ…と感じた。
・力強い演奏が聴けて感動だった。筝の表現力のすばらしさが良くわかった。
・身近で聴けることは、その息づかいが伝わるようでよかった。
8. 所感
茅原芳男先生の持論である「筝を教えるのではなく、筝で教える」を講義の基本として、邦楽を知らない先生方にわかり易く、実技を交えながらじっくりと時間をかけての講習会は受講者に和楽器を教室で教えることの不安を払拭する糧になったものと思います。
また、石垣先生の「生」の演奏を間近で聴いたことは感動もので、受講者の感性を磨くうえでも大変よかったものと思います。
9. 添付資料
講習会案内状、受講者名簿、テキスト、写真
講座ダイジェストビデオ、支出報告
以上