中学校教師のための「和楽器」授業に対応した研修会の開催を下記のとおり実施しましたのでご報告いたします。
「邦楽講座」
1. 目的
新学習指導要領に「中学校3年間を通じて和楽器を1種類以上用いる」ように記載されたことに伴い、日本財団の協力を得て、著名な先生方を招き、邦楽の授業を構築するための方法論を修得するための邦楽講座を開くことにしました。
日本音楽の授業の展開に役立てることを期待します。
2. 日時 平成12年7月31日(月) 9:30〜15:30
3. 場所 「市民福祉プラザ」(ふくふくプラザ)
4. 主催
福岡市中学校音楽教育研究会
ビクター伝統文化振興財団(共催)
福岡市教育委員会(後援)
日本財団(特別協賛)
5. 講座内容
9:35〜11:05 「筝に?さわる??ふれる??演奏する?体験と講演」
川原久子、伴子、抄子
11:20〜12:30 「和太鼓の体験と講演」
筑紫寿楽、北原貞治
13:30〜15:00 講話「日本の音楽に近づくために」
小島美子(国立歴史博物館名誉教授)
15:00〜15:30 質疑応答 完
6. 参加人員 福岡市中学校音楽教師他 25名
7. 参加者意見
・日本の音楽について授業に取り入れたいと考えている時期だったので大変参考になった。
・和太鼓の講演・体験は即実践できる内容でよかった。
・とてもわかりやすく音楽への思いが強く伝わってきた。
・和太鼓の時間がもう少し欲しかった。
・場所に制約があって、和太鼓の実技体験が思い切って出来なかった
残念だった
etc
8. 所感
「筝」「和太鼓」の体験授業および「日本の音楽に近づくために」の専門家の講演といった質の高い、充実した講座内容を実施したにも関わらず参加人員が振るわなかった。(当初は40〜50名)
しかし参加された中学校の教師の方々は大変熱心に受講され、和楽器に?さわる??ふれる??演奏する?体験と鑑賞の機会を得、また、和楽器の授業の組み立ての?ヒント?を確実に自分のものにしていただいたものと思われます。
今回研修に参加していただいた先生方が核となって「和楽器」授業の方法論を検討していただき、質の高い邦楽授業がスムーズに中学校に導入されることを期待していきたいと思っております。
9. 添付資料
邦楽講座のご案内、参加者名簿、スケジュールおよび講演レジメ、筝の講演レジメ、アンケート、講座ダイジェストビデオ他
支出報告
以上