4.3 船体構造
船体構造は、鋼製箱型縦肋骨方式全溶接構造とする。
〔解説〕
バックホウ浚渫船は、ディッパ船と同様に浚渫時の衝撃が大きく、また搭載機器及びバラスト水の配置・重量バランスからは、船体中央部に曲げモーメントが大きく作用するため、他の作業船に比べ船体は重構造となる。
スパッドウエル周囲及び旋回ベース下部には集中荷重が作用するので、十分な補強が必要である。
4.4 バックホウ旋回ベースの固定方法
バックホウ旋回ベースは、図4-1に示すように、船体と一体構造となるように溶接にて取付ける。
〔解説〕
旋回ベースはバックホウ製造者よりの支給品とするのが好ましい。
支給される旋回ベースは水抜きホース付とすること。
旋回べースには大きな曲げモーメントが作用するため、筒構造を船底まで連続させ周辺に補強リブを設けて船体と強固に固着する。