3.4 ピストン 特殊鍛造鋼クラウンとダクタイル鋳鉄のスカート部からなる組立型ピストンを採用しており、薄肉・軽量でしかも燃焼圧力に十分に耐えられる設計とした。1st、2ndリング溝には硬質クロムメッキを施し、耐摩耗性向上を計っている。また、確実なガスシールと潤滑油消費の安定化をねらい、ピストンリングは圧縮リング3本、オイルリング2本で構成している。特に1stリングには厚さ200μmのクロムメッキを施工しており、12000時間のピストン無開放運転が可能である。
3.4 ピストン
特殊鍛造鋼クラウンとダクタイル鋳鉄のスカート部からなる組立型ピストンを採用しており、薄肉・軽量でしかも燃焼圧力に十分に耐えられる設計とした。1st、2ndリング溝には硬質クロムメッキを施し、耐摩耗性向上を計っている。また、確実なガスシールと潤滑油消費の安定化をねらい、ピストンリングは圧縮リング3本、オイルリング2本で構成している。特に1stリングには厚さ200μmのクロムメッキを施工しており、12000時間のピストン無開放運転が可能である。
図3 ピストン&連接棒
3.5 燃料噴射系 機関性能に大きく影響を及ぼす重要部品であり、特に高強度に設計している。短期間の燃料噴射を実現するため、燃料噴射ポンプは常用150MPa(1530kgf/cm2)が可能なクローズドタイプのプランジャバレルを採用している。また、シリンダヘッドと燃料噴射ポンプは高圧に耐えられるよう鍛造鋼ブロックで接続しており、分解・組立作業が非常に容易な構造となっている。
3.5 燃料噴射系
機関性能に大きく影響を及ぼす重要部品であり、特に高強度に設計している。短期間の燃料噴射を実現するため、燃料噴射ポンプは常用150MPa(1530kgf/cm2)が可能なクローズドタイプのプランジャバレルを採用している。また、シリンダヘッドと燃料噴射ポンプは高圧に耐えられるよう鍛造鋼ブロックで接続しており、分解・組立作業が非常に容易な構造となっている。
図4 燃料噴射装置
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