●マリンギヤ故障自己診断機能
制御用センサ類に何らかの異常が生じた際、自己診断機能により、コントロールBOX ASSY内のLED表示機能を装備。故障箇所の特定が容易になりました。また故障を検知した場合は、マリンギヤ電子制御装置の機能を制限するフェールセーフ機能を搭載。安全確保およびクラッチ損傷防止を実現しています。
3. 性能
●ハイパワー470馬力を実現
ヤマハ独自の6気筒・24バルブシステムに加え、低速から高速域まで、高効率、高過給化を実現した、UBCI、ターボチャージャ&大型インタークーラを採用。さらにリエントラントタイプの直噴式燃焼室、6噴孔式ノズルなど各部に燃焼効率を高めるシステムの採用により、ハイレベルな高出力と信頼性を実現しました。
●U.B.C.I採用のターボチャージャ&インタークーラ
ターボチャージャブロワインペラ(タービンの羽根)径をアップ、さらに後方にカーブさせ独特の形状としました。これにより、低回転から高回転域まで、広い回転域での夕ーボ効果を発揮します。また、大型のインタークーラを採用、空気密度を高め飛躍的なパワーアップを図りました。
仕様諸元
機関名称…N15
形式…水冷4サイクル立型ディーゼル
シリンダ(数-配列)…6-直列
シリンダ(内径×行程)(mm)…117.8×130
排気量(cm3)…8,501
連続定格出力(JCI)…{kw(ps)/rpm}・287.6(391)/2,229(KHα)
連続定格出力(JCI)…{kw(ps)/rpm}・314.8(428)/2,229(KUH)
最大出力(マリンギヤ端出力)…{kw(ps)/rpm}・316.3(430)/2,300(KHα)
最大出力(マリンギヤ端出力)…{kw(ps)/rpm}・345.7(470)/2,300(KUH)
漁船法馬力数(P)…80
燃焼室形式…直接噴射式
使用燃料…軽油またはA重油
全長×全幅×全高(mm)…1,695×949×1,053
乾燥質量(マリンギヤ含む)(?)…1,115
減速比…A:3.46 B:2.96 C:2.45 D:1.97 E:1.55
予熱装置…インテーク・エア・ヒータ
冷却方式…海水間接清水冷却
オルタネータ(V-A)…24-35
バッテリ(V-AH×数)…12-150×2