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( ) 2. 潤滑ポンプとしては、歯車ポンプが多く用いられているが、大形機関にはトロコイドポンプが採用されている。

( ) 3. 潤滑油こし器の内、小形高速機関に多く採用されているカートリッジ式こし器は、ろ紙が目詰まりを起こし入口側と出口側の圧力差が規定値以上になると、バイパス弁が開き汚れた油が濾過されずに通るようになっているので、定期的に時間で交換する必要がある。

( ) 4. 潤滑こし器の内、遠心式こし器は高出力機関のメインこし器として多く採用されている。このこし器はろ材を使用して濾過するのではなく、遠心力により潤滑油と不純物を分離する方式であり、時間当たり多くの量を処理することができる。

( ) 5. 潤滑油冷却器は汚れてくると冷却効率が悪くなり、冷却水または潤滑油の入口と出口の温度差が大きくなるので分解しなくとも判断できる。従って、新品時の運転記録を取ることが重要である。

 

間3-2-42

次の文章は潤滑装置ついて述べたものである。正しいものには○、間違っているものには×を付けなさい。

( ) 1. 潤滑装置は、エンジンの各摺動部や回転部、燃焼部に潤滑油を供給し、焼き付きを防止する。

( ) 2. 潤滑方式のうち、ジェット噴射式はガバナ室や給油ポンプ軸受けなどの潤滑に用いられている。

( ) 3. 潤滑油ポンプとしては、歯車ポンプが多く用いられているが、小型機関にはトロコイドポンプも採用されている。

( ) 4. コシキのメッシュは、ろ紙式の場合は20ミクロン程度であり、ノッチワイヤ式は30〜50ミクロン、オートクリン式は80〜100ミクロン程度のものが多く用いられている。

( ) 5.冷却器が汚れて効率が悪くなると、冷却水又は潤滑油の入口と出口の温度差が大きくなる。

 

 

 

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