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( ) 3. 亀裂の検査は、カラーチェックや磁気探傷法などの非破壊検査により調査する。

( ) 4. クランク軸の軸受け部やピストンなどの焼き入れ部品は、焼き付いたり、異常に摩耗した場合は硬度が低下することがあるため、硬度検査も必要である。

( ) 5. 磁気探傷検査終了後は必ず脱磁を行ない、完全に磁気をなくしておく。

 

問3-2-17

機関の組立を行う時の一般的な注意事項で正しいものに○、間違っているものには×を( )内に付なさい。

( ) 1. 機関組立時には、手袋、ウエスなどを使用した方が良い。

( ) 2. スキマ、バックラッシュ等、組立寸法が規定されている箇所の寸法は、必ず計測し、記録する。

( ) 3. パッキン類は、間に合わなければ純正部品を使用しなくても良い。

( ) 4. 割ピン、座金等は使えるものは新品を使う必要はない。

( ) 5. 締め付けトルクが指定されている主要ボルトは、規定トルクで1度で締めることができる。

 

問3-2-18

次の文章は分解整備のうち機関の組立および試運転について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )に記入しなさい。

( ) 1. 機関組立の際に、スキマ、バックラッシュなど組立寸法が規定されている箇所については、各寸法を計測し、規定の範囲に入っていることを確認の上作業を進める。尚、計測値は記録しておくことが重要である。

( ) 2. ならし運転が終わった後、徐々に回転を上げて負荷を掛けながら試運転を行う。この時に各部に異音、発熱など異常のないことを確認する必要がある。また、試運転中は中間軸受け、船尾管軸受け等、芯出しに起因する各軸受けの温度上昇に十分注意する。

( ) 3. 機関の組立時は各部品にゴミやほこりなどが入らないように注意し、手や指の保護のために清浄な軍手(手袋)を使用し組み立てる。

( ) 4. 燃料噴射ポンプの整備を専門業者にて行った場合には、始動前の確認として燃料の噴射を確認すればよい。

( ) 5. 組立時、ボルトやナットの座面およびネジ部には、メーカーで指定された潤滑剤を塗布して締め付ける。

 

 

 

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