2) マイクロメータ
マイクロメータは軸径などを主に測定する精密測定器であり、一般には4・3図に示す外側マイクロメータが知られている。この他に内径を測定する内側マイクロメータなどがあるが外側マイクロメータほどの精密な測定はできない。内径はシリンダゲージにより測定する方がより精密な測定が可能であるため通常は外径はマイクロメータで、内径はシリンダゲージにより測定するのが一般的である。
外側マイクロメータの一例を4・3図に示す。使用に際しては、0〜25、25〜50、50〜75…mmのように測定物の直径により、それに見合った寸法のマイクロメータを用いなければならない。
マイクロメータのネジは、一般に1回転で1/2mmピッチで移動するように作られ、シンブルにきざまれた回転角目盛は全長を50等分している。従って最小目盛は1/100mmであるが通常は最小目盛間を目視で5又は10等分し、1/1000〜2/1000mm程度まで読み取っている。