(4) 清浄作用
燃焼生成物や潤滑油自身の劣化によって生じるスラッジを洗い流し、こし器で濾過して、摺動部分や機関内部を清浄に保つ。
(5) 酸中和作用
燃焼生成物からの強酸を中和し、腐食やこれに起因する摩耗を防止する。
(6) 応力分散作用
軸受け面に油膜を形成し、燃焼による衝撃荷重を油膜を介して分散させる。
(7) 防錆作用
金属表面に油膜を形成し、酸化を防止する。
2) 潤滑油の分類
ディーゼルエンジン用の潤滑油はJIS規格に規定されているが、一般には品質及び使用区分を分類したAPI分類と、粘度のみを分類したSAE分類の組み合わせで表示されている。