(2) 圧力計
潤滑油、作動油、燃料油、リモコン操作油などのほか冷却水、給気その他各種の圧力を表示する計器であり、ブルドン管式や電気式が多く用いられているが、機関室内以外では殆ど電気式が使用されている。
2・232図は圧力計用センサの構造図で、内部にはダイヤフラムと巻線抵抗器が入っている。ダイヤフラムは、バネの一種で、圧力によって位置が変わる。つまりエンジン油圧の変化を、ダイヤフラムの変位に変え、更にダイヤフラムの変位によって接点が巻線抵抗面を摺動することにより、圧力を電気抵抗値へと変換する。抵抗値の変化により電流値が変化し、その電流値をメータ内部で読みとり、圧力を指示させるものである。