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問2-3-5

次の文章のうち正しいものには○、間違っているものには×を付けなさい。

( ) 1. 海水潤滑方式のプロペラ軸は保護方法により、第1種プロペラ軸と第2種プロペラ軸に大別される。

( ) 2. プロペラ軸の青銅スリーブの焼きばめしろはプロペラ軸径の0.06〜0.08%を目標とする。

( ) 3. 海水中のプロペラでは、電気化学的作用が生じ、亜鉛分が海水に溶けだし、表面が黒色又は黒褐色に変色し肌荒れを生ずることがある。この現象を一般にキャビテーションという。

( ) 4. 漁船、貨物船などのプロペラ羽根は、船首の方向に5°〜12°位の傾斜をしている。これは、羽根根本に働く応力を減少させる役目がある。

( ) 5. 船体の船尾振動の軽減を主目的としたスキュー型プロペラが最近になり、再び注目を集めてきた。

 

問2-3-6

次の文章はプロペラ軸軸受けについて述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。

( ) 1. 船尾管軸受けとして、リグナムバイタは熱帯地方に成育する自然木で自己潤滑性に優れた軸受け材であり、その含有樹脂分は温度の影響を受けなく、摩擦係数も小さい。

( ) 2. 海水潤滑軸受け材としてゴム軸受けは、摩擦係数が小さいため動力損失が少ない。また船体変形による軸受けの片当たりを緩和できるなどの特長を持っている。しかし、軸受け部の温度上昇は致命的な損傷につながるので、冷却水の注水には十分留意しなければならない。

( ) 3. 張出軸受けとは多軸船などで、プロペラ軸を支持するために船外に張り出した軸受けでシャフトブラケット軸受けとも言う。一般に海水潤滑軸受けで、リグナムバイタ軸受け又はゴム軸受けが使用される。

( ) 4. リグナムバイタを取り付ける際、軸受け荷重を受ける下半部には木口材を、上半部には板目材を使用することが大切である。

( ) 5. 油潤滑方式の軸受け材としては、一般に鋳鉄製裏金にケルメットメタルを鋳込んだものが使用される。ケルメットメタル軸受けは軸受け性能が非常に優れており、ケルメットメタルの材料としては錫基のものと鉛基のものが多い。

 

 

 

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