( ) 3. カートリッジ式フィルタはろ紙が目詰まりを起こすと、不純物による圧力損失が規定以上になり、エレメントのろ紙が破れる。従って、各軸受けにはろ紙の破れたところを通り潤滑油が供給されるので焼き付きは防止できるが、油中の不純物により各部の摩耗が進むのでフィルタは決められた時間毎に交換する。
( ) 4. 高速機関の潤滑油フィルタには、ゴミを大変嫌うためカートリッジ式又は濾紙式が使用される。
( ) 5. 潤滑油冷却器の冷却効率が低下すると潤滑油入口と出口の温度差が大きくなるので汚れの程度が判断できる。そのためには新品納入時の運転データを冷却水温度と合わせて記録しておくことが必要である。
問2-2-43
次の文章は、ギヤトレーンの構造と点検・整備などに関する事項を述べているが、正しいものに○、誤っているものに×を付けなさい。
( ) 1. 各々の歯車には合いマークが刻印されており、これを合せることにより弁開閉時期および噴射時期が合う。
( ) 2. 4サイクルエンジンの場合、クランク軸からクランク歯車によってカム軸を機関回転と同じ速さで回転させる。
( ) 3. バックラッシュは、軸とブッシュのスキマ、歯面の摩耗、軸心のズレなどにより変化する。
( ) 4. カム軸歯車および噴射ポンプ駆動歯車は、クランク軸歯車と同じ歯数を持つ。
( ) 5. バックラッシュが大きくなり過ぎると歯に衝撃力が働き円滑な噛合いができなくなるので、できるだけゼロとなるように調整することが大切である。
問2-2-44
次の文章で、正しいものに○、間違っているものに×を付けなさい。
( ) 1. 吸排気カム軸には、シリンダ内のガス圧力とバルブスプリング力とが加わるため、バルブリフトが最大の時に最も大きな荷重が加わる。
( ) 2. 4サイクルエンジンの場合、カム軸および噴射ポンプ軸はクランク軸の1/2で回転させるため、カムギヤおよび噴射ポンプギヤの歯数もクランクギヤの歯数の1/2となっている。