問2-2-3
次の文章はディーゼルエンジンの分解整備時の注意事項について述べたものである。正しいものに○、誤っているものに×を付けなさい。
( ) 1. 分解整備工事では、分解する前に目的と工事内容を明確にし、あらゆる部分の分解を行って整備を行うことが大切である。
( ) 2. 部品を修理するか交換するかの判断は、整備基準に基づいて行うため、摩耗が大きくても整備基準内であれば次回検査まで交換する必要はない。
( ) 3. 非破壊検査において、カラーチェックは非常に手軽な方法で検査できるが、厳密なチェックを要するクランク軸、ピストン、メタルなどの検査はマグナフラックスを用いるのがよい。
( ) 4. クランク軸デブレクションの許容限度は、エンジンメーカーの整備解説書に記載されている数値よりも、日本海事協会が作った表を基に判断すべきである。
( )5. ピストンリング、シリンダライナ、主軸受メタルなど、摺動部品を交換した場合には、試運転ですぐに負荷・回転数を上昇せず、部品が十分なじむまで数時間のならし運転を行わなければならない。
問2-2-4
次の文章はエンジン部品の点検・検査について述べたものである。正しいものには○、誤っているものには×を( )内に記入しなさい。
( ) 1. 外観の目視点検において、腐食状態のチェックはライナの鍔部及び外周、ピストンの裏側、シリンダやシリンダヘッド(カバー)の水ジャケット部、連接棒の大端部内径などについて行う。
( ) 2. 非破壊検査には、浸透探傷検査(カラーチェック)と磁気探傷検査(マグナフラックス)がある。磁気探傷検査では非鉄金属を含みほとんどすべての金属の傷の検査が出来る。
( ) 3. 部品を修理するか交換するかの判断は、機種別に定められた整備基準に従い行うが、損傷、摩耗の程度によっては次回整備までの使用条件や使用時間などを考慮する必要がある。
( ) 4. 極間法で磁気探傷検査を行う場合、最もよく検出できる欠陥は、両磁極間を結ぶ線に直角の方向にある欠陥である。従って検査するときは必ず欠陥の方向に直角に行う事が重要である。
( ) 5. 部品の外部の欠陥を目視で点検するときには、表面の状態及び腐食の状態に留意して点検すればよい。